今年は亥(いのしし)年、紫ふとんブームの再来です。
古来より紫色は高貴な色とされ、特に紫の寝具は高齢の方への贈り物として喜ばれてきました。
紫色のいわれ
平安時代から!
「紫」は古来より高貴な色として扱われてきました。染料の「紫根(しこん)」は揮発性が高く、保存中に周りにもほんのりと紫に染めてしまうので、平安時代には「縁(ゆかり)のある人に心を配る」との意味で、紫のことを「ゆかり」と言ったそうです。
江戸時代の歌舞伎にも!
歌舞伎の有名な演目の「助六」は紫の鉢巻をしています。紫は活力があふれ元気が出る色と思われていました。
紫色と無病息災のつながり
江戸時代、川越(埼玉県)の城主であった松平朝矩(とものり)が大病にかかった折、その子の直恒(なおつね)が紫色の布団に紫色の鉢巻をさせて寝かしたところ病はたちどころに治ったという伝承があります。
紫色の布団の起こりは、これによって病気が治るというところに起因しています。もともと紫は色が褪せやすくさめやすいところから、熱が冷めやすい、病気が治ると考えられていました。
ここから、紫ふとんを子供から親に贈り、長寿と無病息災を願う習わしになりました。
回復機能を高める紫色
紫は体の回復機能を高める作用があるとの研究があります。それで本能的に紫に惹かれるのかもしれません。
パステルラベンダーの魅力を生活に
パステルカラーは神経を休め、安眠効果が高いといわれます。
高貴・優雅・神秘・永久・・・などを象徴する色です。
紫色は美意識の高い人に好まれています。
本年も変わらぬご愛顧のほど心よりお願い申し上げます。
寝装プラザ福田
(株)インテリアプラザ福田